「5G×ライブコンテンツ:5G時代の双方向コンテンツとは」セッションのご紹介

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2019年6月18日に開催されたイベント「5G×ライブコンテンツ:5G時代の双方向コンテンツとは」。各セッションの動画を概要と共にご紹介いたします。

5Gにまつわる3つの誤解

別途記事を公開しております。こちらをご覧くださいませ。

朝日放送グループにおける視聴者参加型コンテンツとライブ配信事例のご紹介

  • テレビ視聴者の接触率低下という危機感がある一方、強みである「視聴者との繋がりを重視した番組づくり」がデジタル化によって「視聴者連動型コンテンツ」という形で実現できている
  • バーストトラフィックへの対応でオンプレミスからクラウドへの移行を実施、サーバレスアーキテクチャのみでの実装によって短期間・少人数での開発・品質の一定化を実現
  • Web向けライブ動画配信の取り組みとしては、高校野球のライブ配信を20年以上行っているほか、新たに4KコンテンツのIPマルチキャスト伝送実験やeスポーツ大会のライブ配信などを行っている
  • 5Gには、新たな体験の提供の実現と、放送分野での業務効率向上(機動力向上、リモートワークの実現)を期待

※オンプレミス:企業などが情報システムの設備を自社で保有・運用すること。以前はこの方式が標準であったが、クラウドの概念・サービスの登場によって対比的にこの用語が用いられるようになった。省略して「オンプレ」ということもある。

ニコニコ生放送の低遅延への取り組みと5G+MEC

  • ニコ生には、配信者と視聴者同士のコミュニケーションや、配信者と視聴者間でゲームのようなことができる機能など、双方向性がある
  • コンテンツ内容と配信映像のずれを小さくすることで違和感を減らし、双方向性を高めるために低遅延の取り組みを行っている
  • ストリーミング配信のため、「回線が速くなる=遅延解消」とはならず、クライアントとサーバの往復回数を減らす工夫(例えばサーバからクライアントに一方的にファイルを送付する)を検討中
  • 5G+MECには端末とコンピュートとの往復時間の短さによる遅延の短縮を期待しており、ニコ生が目指す「低遅延」という観点からはMECに注目している
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